株式会社ウイルハーツ 職場訓練

会社を知る第一歩をまずはここから

会社とはどんなものなのか、そして、自分自身が目指そうとしている業界はどんな雰囲気なのか。それを知ったり経験できる機会があればちょっと安心しませんか?

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ウイルハーツの職場訓練について

就労を目指されている支援機関ご利用者様の就労支援の一環として、座学とは違った企業目線でのビジネスマナーや実際の業務(より実務に近い作業や打ち合わせ等)をご体験頂き、目指そうとしている業界の仕事の進め方や雰囲気を知り、企業内で働くことと想像上の働くイメージとの差を解消して頂ける場にできたらと思っております。当該訓練におきまして、訓練対象となる業界は、「Web業界」および「DTP業界」となります。
企業への就職経験がない方や少ない方で、就労前に企業で職場訓練としてまずは実務経験を積んで頂けたらと思っております。
また、当訓練は使い方を教える場とは考えておりません。ビジネスマナーや実際の業務なども検討しております。一度にご参加頂ける人数は非常に少ないですが、ご利用者様の就労支援の一助となりますよう取り組んで参りたいと思います。

職場訓練でどんなことが学べるの?

「訓練」と聞いて想像するのは、どちらかと言えば技術力の向上であったり、ビジネスマナーの習得といったような内容をイメージされるかと思います。
ウイルハーツの職場訓練というのは、DTP制作やWeb制作の題材を通じて「仕事の進め方」「仕事の流れ」を基本軸としてカリキュラムを組んでいます。
したがって、「どのような仕事の進め方をするのか」「どんなやり取りを通じて仕事を進めていくのか」といったことを特に重点的に学ぶ形となります。
仕事を行っていくうえで必要な要素として「コミュニケーション」「技術」がよく出てきますが、さらにもう一歩踏み込んで「それを自分自身がどういう点で発揮するのか」というのを、体験を通じて見つけていただくことがこの職場訓練で最終的に学んでいただきたい部分と考えています。

カリキュラムスケジュールと内容

当職場訓練のカリキュラム概要をご覧になってください。
訓練スケジュールは11営業日、合計60時間からなる構成となっております。訓練開始時期によっては月をまたぐケースもごさいますので、事前にご確認ください。
最大3名まで参加できる訓練となっておりますので、開催日程をご確認の上、カリキュラムの時間割や実施内容を就労支援員様とご利用者様との間で日程をご相談の上、是非ご参加をご検討ください。
現状、24年5月までの訓練実施分まで満席となっております。6月以降で訓練をご希望される場合は大変お手数ですが、お電話にてお問い合わせ下さい。

TEL:090-9622-0153 担当講師:荒木

受講までの流れ

初めてご利用をご検討される場合、先に支援員様と弊社担当とで当事業所のご見学やお打ち合わせを行いましたのち、ご参加を希望されるご利用者様と一度お会いし、面談の場をいただきたいと思います。
ご希望に応じて、支援機関様へお伺いし、職場訓練説明をご利用者様向けに対して行うことも可能ですので、ぜひご相談ください。
ご利用者様とのお話の中で、訓練概要をお伝えさせていただき、訓練への参加意思を改めてお伺いさせていただきます。
受講が決定されましたら、スケジュールに沿って訓練が進行してまいります。その際、支援員様は初日と最終日(最終日は午後からの参加で問題ありません)にご同行をお願いします。

アクセス・最寄駅ご案内

ウイルハーツ江坂事業本部住所(訓練所)

〒564-0053
大阪府吹田市江の木町17-1 コンパーノビル 2F

ご連絡先

090-9622-0153 職場訓練担当講師:荒木
06-6378-9500 ウイルハーツ江坂事業本部

最寄駅

地下鉄御堂筋線 江坂駅 8番出口より南へ徒歩約3分

各主要駅からの目安時間

  • 地下鉄梅田駅から江坂まで約12分
  • 地下鉄なんば駅から江坂まで約22分
  • 地下鉄天王寺駅から江坂まで約30分
  • 北大阪急行千里中央駅から江坂まで約10分

ご参加者様制作物ご紹介

職場訓練に参加されたご利用者様がカリキュラム内で制作されたデザインギャラリーを紹介するコンテンツになります。
当訓練では11日間の訓練期間において、テーマに応じて複数の制作物を作成いただいております。同じ訓練・題材であっても、参加者一人一人がそれぞれ異なった観点を持ってデザインに取り組んでいただいております。
ぜひ、どんなデザインが出来上がっているのかをご覧いただき、訓練参加における参考情報や、参加者ご本人様の制作実績としてPRにお使いいただければと思います。開催回ごとに掲載してまいります。

ご参加者様・支援機関様の声

当職場訓練についていただきました声をご紹介します。
職場実習先をこれから探される支援機関様や大学等教育機関様も含め、就労支援の観点からぜひご参考いただければと思います。
随時更新されますので、追加があった場合は更新情報にも掲載させていただきます。

現在コンテンツ準備中です。今しばらくお待ちください。

お問い合わせ・資料請求

ぜひ一緒に業界や仕事の流れを体験してみませんか?

弊社の職場訓練につきまして、ご質問や不明点などございましたら、下記フォームよりお問い合わせください。また、支援機関様・企業様におきましては、ご連絡いただきましたらこちらから改めてご連絡させていただきます。
資料請求につきましては、改めてご送信いただきましたメールアドレス宛にて添付送付させていただきます。ぜひ、ご利用者様の方へご共有の上、当訓練についてご興味をいただけましたら幸いです。

支援機関様・ご利用者様 お問い合わせ・資料請求

下記ボタンよりお問い合わせフォームをご利用下さい。

お問い合わせ頂きました後、自動返信いたしますので迷惑メール対策などでドメイン指定受信を設定されている方は、「@w-hearts.jp」のドメイン指定受信の設定を行ってください。
ドメイン指定受信を設定する場合は、「@w-hearts.jp」のドメインを指定頂きますよう、お願いいたします。

大学等教育機関様・企業様 訓練に関するご相談

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ウイルハーツの考える職場訓練とは

現状の課題

障がい者の就職状況においては、ここ十年で就業に関する様々な対策が実行された結果、毎年右肩上がりの就労件数を記録しています(注:図1)。
一方で、1年以上の就労定着率に目を向けると、未だ改善が進んでいない状況です(注:図2)。
図1:障がい者の求職申込数と就業件数
図2:障がい者の求人種別ごとの職場定着率

出典:『障害者の就業状況等に関する調査研究』 (2017年JEED)

就労定着における課題としては、仕事内容の理解不足や人間関係に起因する挫折、更にはご自身の体調面の変化に起因するものが多く挙げられています。
また、自身の障がいに対する自己理解ならびに仕事上の予備知識を得られる機会の薄さや、採用する側である企業側の知識醸成や環境作りがいまだ途上である事も課題として加わります。
そのような課題に対し、様々な取り組みがある中で、我々ウイルハーツは「職場訓練」という形で支援のアプローチを試みております。

就職するということは、単純に「環境が変わる」ことがまず第一に挙げられます。それに伴い、差の程度はあれど誰にとっても知識的や感覚的にも知らないことばかりのため、気持ちの整理や切り替えがなかなか出来ず、ストレスを強く抱えがちになります。
特に、障がいをお持ちの方にとっては、自身の知らないうちに身体や気持ちに大きな負担や無理を強いることになります。予備知識の習得や自己理解が進んでいない場合は、ご自身のコントロールが難しくなりますので、結果的に自分自身を追い込んでしまい、定着に至らないケースが多いのではと思います。

また、支援機関様や採用を検討される企業様としましても、就労にかかわる環境づくりに課題を抱えているのではないかと想像しています。
例えば、業務面における適切な指示の仕方であったり所作であったり、挙げれば大変多くなりますが、定着環境を作り上げていくまでの道のりは大変長いものだと思います。

定着向上には


図3:訓練有無別職場定着率と就労支援機関連携有無別職場定着率

出典:『障害者の就業状況等に関する調査研究』 (2017年JEED)

定着が向上している就労者の割合を見ていくと、就労移行支援期間との連携を取っている方と就業前訓練を行なっている方の割合が、約2割ほど高くなっています(注:図3)。
就労前訓練を受けるということは、求職者のスキル向上や情報スピードアップ、自己理解機会などが多く得られるため、安心感が生まれます。

そこで、ウイルハーツでは、「支援機関様と連携が取れる状態」であり、かつ「実際に企業運営を行っている中での就労前訓練」を実施できる環境を用いて、利用者様が「実際に働くこと」を想定した訓練を受けることで企業の戦力になるために必要な「考え方」「自己理解」「実際の業務のながれ」を体験いただき、クリエイター業界をはじめとした色々な知識を受け取っていただきたいと思います。

ウイルハーツの考える職場訓練


図4:ウイルハーツの就労支援イメージ

生活支援・就労支援・就労、この3つがうまく絡み合ってこそ最終的に継続的な就労を実現できるものと考えています(注:図4)。
もちろん、急に上昇できるものではないですし、それぞれ段階があるので、段階を上がっていくためには様々な場面で支援が必要になります。

訓練内容こそDTPを題材とはしていますが、何よりも働くうえでご自身にとって良い点と改善すべき点を見つけて頂き、ご自身の「ありのまま」を受け入れ、その中で長く働く力をつける手段を作って頂くことがこの訓練の最大の目的となります。
利用者のみなさまにとって基本に立ち返りできる経験を得て頂ければ幸いです。

職場訓練期間の11日間で学ぶこと

職場訓練期間の11日間で行なうことと学ぶ内容を簡潔にまとめております。学ぶ方法としましては、一般的な授業や講習といった形での習得ではなく、OJT形式を基本とした「やりながら知っていく」スタイルを取っております。
60時間の中で得た「体験」をもとに、自己理解・仕事理解・他者理解を深めて行ければと思います。

1日目

  • カリキュラム1日目イメージ画像
行なうこと 学ぶこと
  1. 挨拶、会社および訓練概要説明
  2. ソーシャルスタイル診断(自己診断)
  1. 職場訓練趣旨
  2. 訓練含めたルール理解
  3. 自己理解

2日目

  • カリキュラム2日目イメージ画像
行なうこと 学ぶこと
  1. 自身の名刺作成
  2. 名刺を使用しての名刺交換と自己紹介
  1. 自己アピール

3日目

  • カリキュラム3日目イメージ画像
行なうこと 学ぶこと
  1. クライアントの名刺校正作業
  2. 制作業務のチームミーティング
  3. クライアント先(模擬企業)ミーティング
  1. 仕事の難しさ
  2. 仕事を通じた関係性
  3. 人対人のやり取り

4日目

  • カリキュラム4日目イメージ画像
行なうこと 学ぶこと
  1. スケジュール(作業計画)策定
  2. デザイン制作
  3. 進捗・見込み報告
  1. 仕事の進め方
  2. 自己判断力
  3. 報連相
  4. 制作物への責任感

5日目

  • カリキュラム5日目イメージ画像
行なうこと 学ぶこと
  1. 制作業務のチームミーティング
  2. 業務整理
  3. スケジュール策定
  4. 制作準備
  1. 人対人のやり取り
  2. 自ら発言すること
  3. 業務調整力
  4. 仕事内容の判断

6日目~10日目

  • カリキュラム6日目~10日目イメージ画像
行なうこと 学ぶこと
  1. デザイン制作
  2. スケジュール組み
  3. 進捗報告
  4. 調査、データ収集、抽出
  5. デザインプレビュー策定
  6. 随時ミーティング
  7. 多重案件対応(マルチタスク)
  1. スケジュール調整の大切さ
  2. モチベーション維持
  3. 報連相の質の大切さ
  4. 仕事の仕組み(依頼から納品まで)
  5. 調べる、まとめる力
  6. 自分の言葉でデザインを伝える

最終日

  • カリキュラム最終日イメージ画像
行なうこと 学ぶこと
  1. 制作内容の発表準備
  2. 制作内容の発表
  3. 発表までを通じた訓練全体の振り返り
  1. 自分自身の言葉でPRする
  2. 失敗を恐れないこと
  3. 自信のつけ方を知る

全編を通じて

職場訓練期間の11日間を使って、仕事の流れを知っていただくだけでなく、働くうえでご自身にとって良い点と改善すべき点を見つけて頂き、ご自身の「ありのまま」を受け入れ、その中で長く働く力をつける手段を見つけて頂きたいと思います。
利用者のみなさまにとって基本に立ち返りできる経験が、今後の長期就労につなげられれば幸いです。

カリキュラムタイムテーブル

1日目

1日目は挨拶やウイルハーツの紹介、職場訓練の流れを一通りご説明いたします。一日の最後にソーシャルスタイル理論という、自己のタイプ診断を受けて頂き、ご利用者様がどのようなタイプにあたるのかを知って頂いたうえで、これから始まる11日間において本来の「自分らしさ」を改めて知り、自己理解を進めて頂くところからスタートいたします。

2日目

2日目からご利用者ご自身の名刺を作って頂きます。作って頂きました名刺はこのままこの後に控えているカリキュラム内においても使用しますので、自己紹介もかねて、自分の強みや得意分野・好きなことなどを表現頂きたいと思います。名刺が出来上がりましたらサンプルをお渡しいたしますので、それを使用しての名刺交換練習を行います。

3日目

3日目から6時間訓練となり、お昼を跨いでの訓練となります。3日目の午前は、お客様から頂きました名刺数十枚を部署名や名前などを正規のデータと見比べての校正作業を行います。一目で間違いと気が付くものから一見、見分けが付かないレベルの校正を求められる個所もございます。作業を通じて、仕事の大変さや誰のために仕事をするのかといった点を意識していただくことになります。
午後は、一つ目の制作課題におけるクライアントミーティングを実施します。事前にチームでミーティングを行い、その後、客先でのミーティングを想定したシミュレーションを行いますので、何を聞かないといけないのかをきちんと見誤らないように事前準備が大事な課題となります。

4日目

4日目は3日目後半に実施したミーティングの内容をもとに、制作を行なっていきます。決められた納期に沿ってデザインだけではなく、デザインコンセプトなどの「制作理由」や「制作意図」も考えて頂きます。
一日作業となりますので、併せてご利用者様自身の休憩のタイミングなども自身で探っていくことも訓練の一つになります。もちろん、進捗確認も行う為、逆算してスケジューリングを考えていくことも重要になります。

5日目

5日目の午前中までに制作物を提出する形となるため、制作意図やデザインなどがおかしくないかなどの校正に充てる時間も必要となります。
午後からは、最終日までにおこなうテーマ制作に関しての打合せを行ないますので、3日目同様、クライアントミーティングを実施します。打ち合わせ上では時事的なものやデザインそのもののことなど、様々なことを聞かれることもあるため、業界ならではの打ち合わせをご体験いただきたいと思います。
打ち合わせ後は実質的に作業準備がメインとなるため、どんな切り口でデザインを作り始めるかをよく考えて制作に取り掛かって頂けたらと思います。

6日目

6日目から後半に入り、テーマデザイン制作に移って頂きます。基本的にここから最終日までは、業務進行ペースはご利用者様自身にお任せしますので、スケジューリングを意識していただきたいと思います。
単純にデザインを制作するだけでなく、様々な要素に時間が取られる可能性があるので、それらを洗い出したうえで制作工程を逆算し、進めて行って頂ければと思います。

7日目

7日目はご利用者様と個別面談を実施いたします。面談では今悩んでいること、不安に思っていること、他、いろいろご相談いただければと思います。

8日目

8日目も引き続きテーマ制作を進めて頂きますが、別件でのお仕事をお願いする可能性があります。どのタイミングで依頼するかはわかりません。スケジュールと相談の上、うまく報連相をこなしてみましょう。
別件作業を行うことによるモチベーションの維持という点においても、チャレンジする・しないはご自身で判断いただければと思います。

9日目

9日目も引き続きテーマ制作を進めて頂きますが、この日も別件でのお仕事をお願いする可能性があります。もちろんこちらもどのタイミングで依頼するかはわかりません。
8日目の別件作業が都合がつかなかった場合でも「9日目はスケジュール上、対応可能になった」など、調整ができる状況であれば、チャレンジしていただければと思います。

10日目

10日目は最終日発表前の大事な丸1日の制作期間になります。納得いく出来になっているか、説明はきちんとできる状態になっているか、調べた内容は間違っていないか。
前日の準備が当日の内容に大きく反映するので、最後まで諦めずに取り掛かって頂けたらと思います。

最終日

最終日は午後からの発表となるので、午前は最終調整に充てて頂きます。発表時には支援機関様をはじめ、ウイルハーツの制作メンバーも多数傾聴させていただきます。
5日間の制作時間を経て作成した各々のデザインを自信をもってご自身の言葉で説明していきましょう。自身で全てを行ったことは大きな自信に繋がるはずです。
最後に11日間における訓練の統括をさせていただき、修了証書をお渡しさせていただきます。

受講までの流れとFAQ

職場訓練実習内で制作された作品

訓練にご参加いただいた方のアートギャラリーです。ぜひご覧ください。

こちらはカリキュラムで実際に制作頂きました「お茶ペットボトル・缶のアイコンロゴ」作品になります。
お茶ドリンクに「温かみ」を伝えられるデザインとしてオーダーし、オーダー内容に沿ってデザインを仕上げて頂きました。
これから当訓練のご参加を希望される際、「訓練でこんなデザインを作る」といったことをご参考頂ければと思います。

デザインはスクロールの上、ご確認ください。









こちらはカリキュラムで実際に制作頂きました「インフォグラフィックデザイン」の作品になります。
自身でテーマを決め、調べる内容を決定し、情報抽出と情報整理を行いつつ、納期と戦いつつ難しいデザイン課題について、5日間かけてデザインを仕上げて頂きました。
これから当訓練のご参加を希望される際、「訓練でこんなデザインを作る」といったことをご参考頂ければと思います。

デザインはスクロールの上、ご確認ください。









ご利用者様の声