1日目
1日目は挨拶やウイルハーツの紹介、職場訓練の流れを一通りご説明いたします。一日の最後にソーシャルスタイル理論という、自己のタイプ診断を受けて頂き、ご利用者様がどのようなタイプにあたるのかを知って頂いたうえで、これから始まる11日間において本来の「自分らしさ」を改めて知り、自己理解を進めて頂くところからスタートいたします。
2日目
2日目からご利用者ご自身の名刺を作って頂きます。作って頂きました名刺はこのままこの後に控えているカリキュラム内においても使用しますので、自己紹介もかねて、自分の強みや得意分野・好きなことなどを表現頂きたいと思います。名刺が出来上がりましたらサンプルをお渡しいたしますので、それを使用しての名刺交換練習を行います。
3日目
3日目から6時間訓練となり、お昼を跨いでの訓練となります。3日目の午前は、お客様から頂きました名刺数十枚を部署名や名前などを正規のデータと見比べての校正作業を行います。一目で間違いと気が付くものから一見、見分けが付かないレベルの校正を求められる個所もございます。作業を通じて、仕事の大変さや誰のために仕事をするのかといった点を意識していただくことになります。
午後は、一つ目の制作課題におけるクライアントミーティングを実施します。事前にチームでミーティングを行い、その後、客先でのミーティングを想定したシミュレーションを行いますので、何を聞かないといけないのかをきちんと見誤らないように事前準備が大事な課題となります。
4日目
4日目は3日目後半に実施したミーティングの内容をもとに、制作を行なっていきます。決められた納期に沿ってデザインだけではなく、デザインコンセプトなどの「制作理由」や「制作意図」も考えて頂きます。
一日作業となりますので、併せてご利用者様自身の休憩のタイミングなども自身で探っていくことも訓練の一つになります。もちろん、進捗確認も行う為、逆算してスケジューリングを考えていくことも重要になります。
5日目
5日目の午前中までに制作物を提出する形となるため、制作意図やデザインなどがおかしくないかなどの校正に充てる時間も必要となります。
午後からは、最終日までにおこなうテーマ制作に関しての打合せを行ないますので、3日目同様、クライアントミーティングを実施します。打ち合わせ上では時事的なものやデザインそのもののことなど、様々なことを聞かれることもあるため、業界ならではの打ち合わせをご体験いただきたいと思います。
打ち合わせ後は実質的に作業準備がメインとなるため、どんな切り口でデザインを作り始めるかをよく考えて制作に取り掛かって頂けたらと思います。
6日目
6日目から後半に入り、テーマデザイン制作に移って頂きます。基本的にここから最終日までは、業務進行ペースはご利用者様自身にお任せしますので、スケジューリングを意識していただきたいと思います。
単純にデザインを制作するだけでなく、様々な要素に時間が取られる可能性があるので、それらを洗い出したうえで制作工程を逆算し、進めて行って頂ければと思います。
7日目
7日目はご利用者様と個別面談を実施いたします。面談では今悩んでいること、不安に思っていること、他、いろいろご相談いただければと思います。
8日目
8日目も引き続きテーマ制作を進めて頂きますが、別件でのお仕事をお願いする可能性があります。どのタイミングで依頼するかはわかりません。スケジュールと相談の上、うまく報連相をこなしてみましょう。
別件作業を行うことによるモチベーションの維持という点においても、チャレンジする・しないはご自身で判断いただければと思います。
9日目
9日目も引き続きテーマ制作を進めて頂きますが、この日も別件でのお仕事をお願いする可能性があります。もちろんこちらもどのタイミングで依頼するかはわかりません。
8日目の別件作業が都合がつかなかった場合でも「9日目はスケジュール上、対応可能になった」など、調整ができる状況であれば、チャレンジしていただければと思います。
10日目
10日目は最終日発表前の大事な丸1日の制作期間になります。納得いく出来になっているか、説明はきちんとできる状態になっているか、調べた内容は間違っていないか。
前日の準備が当日の内容に大きく反映するので、最後まで諦めずに取り掛かって頂けたらと思います。
最終日
最終日は午後からの発表となるので、午前は最終調整に充てて頂きます。発表時には支援機関様をはじめ、ウイルハーツの制作メンバーも多数傾聴させていただきます。
5日間の制作時間を経て作成した各々のデザインを自信をもってご自身の言葉で説明していきましょう。自身で全てを行ったことは大きな自信に繋がるはずです。
最後に11日間における訓練の統括をさせていただき、修了証書をお渡しさせていただきます。