梅花女子大学 産学連携プロジェクト 開始
梅花女子大学 産学連携プロジェクトをスタートいたしました。



梅花女子大学 産学連携プロジェクト
【プロジェクトについて】
「産官学連携」に力を入れている梅花女子大学の学生と、当社社員が協力してコミュニケーション支援ツールとしての動画を制作します。
制作後は、DVD化をして、社会で役立つものとします。
【概要】
後期 問題発見・解決セミナーⅡ_ 毎週水曜日4限(14:40~16:10)
心理学科2年生(57名)が全15回の授業を通して、企業で働く障がいのある当事者の困りごと、苦手意識に耳を傾け、当事者と接する為のヒントとして役立つ動画を、大学生と当事者が共に制作することを目的とします。
また動画の完成品はもとより、協同作業を通して、お互いに「関心」・「共感」・「思いやり」が生まれ、情意面の学びを得ることが出来る機会づくりを目指します。
10月1日初回授業レポート
梅花女子大学にて参加学生とウイルハーツメンバーによる対面授業
梅花女子大学にて参加学生とウイルハーツメンバーによる対面授業
プロジェクトに携わるウイルハーツで実際に働く障がいのある社員と一緒に学生の前で、会社紹介や質疑応答などを行なってきました。
【プロジェクトに携わるメンバーの感想】
●Dさん
皆さん、こちらを向いて耳を傾けてくださって有難いなと感じました。
とても熱心にメモをとっていた方も居られましたし、授業後すぐに自分も障がいの当事者だと話しかけてくださる学生さんも居られました。
今回の産学連携を通して、勉強や今後の社会生活で何かのお役に立つことがあれば嬉しいです。
矢良上社長のお話に「自己理解」という内容が出てきましたが、私もまだまだ深められると思っているので、短時間にはなるかもしれませんが、お互いに何か得られるようないい機会になればと考えています。
●Tさん
この度は貴重な機会をいただき、参加をさせていただきうれしく思います。
私たちの話に学生の皆さんも頷きや反応をして関心を持ってくださっていたので、話しやすくてとてもありがたかったです。
最後に学生の皆さんに、アウトプットの時間が設けられていた時、少し周りを拝見していたのですが、グループで熱心に話し合っていただいている様子でした。
それぞれのグループの中で、また個人として、今回私たちがお話ししたことで少しでも何かを感じ、意見を持っていただけた、考えるきっかけなったことをとても嬉しく思います。
【大学側からいただいた感想】
今回の対面授業は、疾患や障がいをしっかりと自分の言葉で語ってくださる社員さんのお話を伺い、学生にとっても良いスタートになったかと思います。
自らのコンディションと上手く付き合いながら仕事をされているメンバーの姿を通して、働くことの意味や自分自身の将来も含めた社会人としての姿を少しだけでもイメージできたのではないかと思います。
今回の産学連携が学生自身の「自己理解」の一環になることも期待して、みなさまと共々に作り上げていけたらと思います。
また、学生の皆さんからは、「困っていることも一人一人違っていて丁寧に向き合うことが大切だと分かりました」「自分のことを理解して他の人に伝えることで、自己理解を深めることが出来る」「障がいのある人の困っていることが、障がいのない私とあまり変わらない事を知った。そこから障がい者と健常者は別物ではなく延長線にあるものであると理解した」「すごく共感の嵐でした」など多数のご意見をいただきました。
【初回授業を終えて】 矢良上社長より
障がいのある社員にとっては、精神的に負担のある参加になるのではと心配しておりましたが、社員のハキハキと挨拶する姿、学生の皆さんの真剣な眼差しで共感される姿を見て、安心すると同時に、いよいよ始まるなという思いでした。
学生さんからの、「社会人になる前に準備しておくことは何ですか。」とのご質問に、自己理解を深めること、アウトプットすることが大切です、とお答えしました。
昨今、多様な方々との関わり合いの中で、自分をうまく表現できない人は増えております。
自分と向き合う時間を大切にしていただき、今回の学習が、社会に出るための一助になればと考えています。
皆さんと共に楽しく学び多い学習にさせていただけたらと思います。